CASE STUDY導入事例
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CASE STUDY
PROFILE
「MAKE BEYOND つくるを拓く」をブランドビジョンに掲げ、国内建設事業を中核として、海外建設事業、開発事業、グリーンエネルギー事業、新領域ビジネスの5つの分野において、グローバルに多様な事業を展開していらっしゃいます。
創業 | 1892(明治25)年1月 |
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本社所在地 | 東京都港区港南2丁目15番2号 |
事業内容 | 国内外建設工事、地域開発・都市開発・その他建設に関する事業、及びこれらに関するエンジニアリング・マネージメント・コンサルティング業務の受託、不動産事業ほか |
URL | https://www.obayashi.co.jp/ |
株式会社アイディーエス 吉田真澄
株式会社大林組 財務部 川上 様
同社 財務部 浦田 様
同社 財務部 梅澤 様
同社 財務部 丸山 様
現状における課題
以前より貸付金・借入金管理業務において課題があり、システム導入・リプレースの必要性を感じておりました。弊社では、グループ会社向けの貸付金の管理をエクセルで行い、金融機関からの借入金を、オンプレミス型のシステムを運用して管理しておりました。
貸付金管理においては、新規貸付の都度、エクセル台帳の作成に1~2時間程度かかり、未収利息計上等の計算においては、別途証憑を作成するため、入力ミス等のリスクがある状況でした。
借入金管理は、システムを運用しておりましたが、サポート終了が近く、また、クラウドサービスではないため、テレワーク対応が難しい状況でした。また、同一のシステムを利用していない支店やグループ会社から、エクセルファイルでの借入金状況報告を受け、その内容を加工し集計・管理という作業負荷もあったため、グループ全体としての二重管理の削減と作業効率化を実現し、グループ全体の資金調達の可視化を強化するために、全社統一した基盤を構築したいという課題もありました。
COURAGEUX選定理由
まずは、貸付金管理のシステムがないか、インターネット検索を行い、アイディーエスさんのCOURAGEUXに問い合わせをしました。借入金管理は、他の新システムの導入検討も行っておりましたが、COURAGEUXでは、貸付金・借入金両方の管理機能があるとのことで、両機能のデモンストレーションを見ることになりました。やはり専門サービスのため、機能が専門化されており、画面も見やすく使い勝手が良く、また、サブスクリプションサービスのため、新機能ロードマップにより、将来にわたって新機能が搭載され続けることに、非常に興味を持ちました。
そして、特に魅力だったのは、機能に対して、非常に低コストであったことです。その後、社内で他製品含めて比較検討を行い、ロードマップによる機能追加があること、帳票種類の豊富さや汎用的なデータ出力機能、グループ全体の管理が想定された各種機能、クラウドサービスによるテレワークの実現、スペシャリストによる導入及び保守サポートサービス、そして低コストであることから、COURAGEUXを導入し、全社的な貸付金・借入金管理のDX化を進めることを決定しました。もちろん、クラウドサービスを利用するにあたって、高いセキュリティ基準であったことも選定理由です。
COURAGEUX導入と効果
COURAGEUX導入プロジェクトは、複数の課、支店、グループ会社をまたいでの進行となりました。弊社のシステム情報関連子会社とアイディーエスさんと連携して頂き、段階的な導入を行いました。まずは本社部門にて、貸付金・借入金管理をCOURAGEUX化し、その後に、支店・グループ会社への展開を計画しました。
アイディーエスの導入担当者は、非常に専門性が高く、COURAGEUXや貸付借入ノウハウだけでなく、会計知識やIT知識も豊富で、導入経験が多いため、要望などを1言えば、10で返ってくるほどで、安心して進行をお願いすることができました。結果、予定通りに構築・移行と進めることができました。一部要望が既存機能で賄えない部分も、運用提案や新機能ロードマップへの組み込みなど、顧客中心な提案をして頂き、大変嬉しかったです。
COURAGEUX導入後すぐに、効果を実感することができました。貸付金管理の手間であったエクセル台帳の作成も、1時間が15分程度に短縮された他、決算時は半日かかっていた作業が、COURAGEUXから仕訳データなどを社内システムに連携することで、10分程度までに短縮することができました。
細かいところでも、複数契約に対しての一括処理機能や、豊富な検索機能により、使い勝手が良く、業務を効率化することができています。外部ファイルをCOURAGEUXに保存する機能もあり、テレワークでの利用も可能となり、本社管理業務だけでも非常に導入効果を感じました。
その後、支店への展開に進んだことで、報告のやり取りや集計作業等の手間も大幅に削減することができました。引き続き、COURAGEUX利用範囲を広げて、更なる効率化・グループ全体のDX化を進めていく予定です。
COURAGEUX運用の今後
COURAGEUXプロジェクトは、現在も進行中です。先述の通り、今後は更なるグループ内への展開を予定しています。プロジェクト完了後にはグループ一気通貫でのデータ管理となり、データドリブン経営の強化を目指します。
導入する中で、対応していない計算方法などがあり、一部エクセル運用が残っている部分もありますが、アイディーエスさんの新機能ロードマップに、機能が実装されることが公開されており、心待ちにしています。新機能ロードマップには、顧客アンケートの結果が反映されるとのことで、引き続き、ユーザが使いやすく付加価値の高いサービスに進化を続けていただければと期待しています。
IDSプロジェクト責任者
川村 直之
複数のご担当者様や部門を跨いだプロジェクトでしたが、現状業務とCOURAGEUX運用との調整を、各ご担当者様が中心になって牽引して頂いたため、プロジェクトをスムーズに進行することができました。多大なるご協力を頂きまして、誠にありがとうございました。
今後もお客様からのご意見を元に、COURAGEUXの付加価値を更に高め、大林組様の財務管理業務の効率化を、全力でご支援させて頂く所存です。この度はご導入誠にありがとうございました。