導入事例
2025.2.3
不動産
借入金・金利スワップ取引・社債取引・貸付金取引の一元管理
Company Profile

中央日本土地建物グループ株式会社様
中央日本土地建物グループ株式会社様は、1954年に銀行系の不動産会社として発足以来、オフィスビル賃貸を中心とした都市開発事業、CRE戦略支援事業・仲介事業を柱とした不動産ソリューション事業、戸建住宅・分譲マンションの販売を軸とした住宅事業等を展開し、長年にわたり培ってきた豊富な経験とお客様からの信頼を基に、多角的に事業を展開される綜合不動産会社です。
設立 | 1954年5月 |
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所在地 | 東京都千代田区霞が関1-4-1 日土地ビル |
事業内容 | オフィスビル・商業施設・物流施設・マンション・戸建住宅の企画・開発・設計・監理・賃貸・販売、テナントリーシング 宅地の造成・開発 CRE(企業不動産)戦略支援 不動産の有効活用・証券化・投資に係わるコンサルティング 不動産鑑定評価、不動産の調査・分析、デューデリジェンス |
URL | https://www.chuo-nittochi.co.jp/ |
信頼できるデータベースの確立と
資金管理の効率化を実現!
同社では、IDSの借入金管理システム・クラージュを導入し、信頼できるデータベースの確立と、資金管理の効率化に成功した。その導入経緯や導入後の成果について、中央日本土地建物グループ株式会社財務部の方々にお話を伺った。
クラージュ導入の目的
旧システム稼働環境のOSサポート切れのため、リプレースを検討
借入金・金利スワップ取引・社債取引・貸付金取引の一元管理
財務部 矢野様
元々、他社の借入金管理システムを利用していましたが、稼働環境のOSがWindowsXPまでだったため、今後のOSバージョンアップに伴い、借入金管理システムのリプレースを検討することになりました。更に、リプレースを機にこれまでシステム管理出来ていなかった金利スワップ取引や社債取引、貸付金取引のシステム一元管理も目標としました。
また、Excel等も利用して、様々な種類の管理帳票を使用していたため、それらを取りまとめ、トータルな資金管理表を構築し、資金管理の効率化を図りたいと考えていました。
既存のパソコンに導入して利用できるシステムという点と、旧システムにある膨大なデータを正確に移行し、信頼できるデータベースを確立することという点も重要なポイントでした。
このような状況の中で、当社の要件を満たしかつ使い勝手の向上や更なる付加価値機能、将来性のある借入金管理システムの構築を検討することになりました。
クラージュ導入前の課題
- 借入金管理における多種類の取引の一元管理
- バラバラな資金管理帳票の一本化
- 正確かつ信頼できるデータベースの構築
クラージュ導入の決め手
旧システムでは出来なかった、各種借入金のトータル管理を実現!
デモンストレーションで使いやすさを実感

製品を選定する上で、複数の製品を検討することにしました。そんな中、当社がお世話になっているエーツーメディア社に相談したところ、エーツーメディア社のパートナー企業である、IDS社のクラージュをご提案頂きました。 最初に、社内でデモンストレーションをお願いしました。まず、第一印象でクラージュの画面入力や帳票出力で、操作性において非常に使いやすいと感じました。更に旧システムで管理が出来ていなかった、金利スワップ取引や社債取引などの管理も可能で、目的としていた各種借入金のトータル管理の実現を確信しました。
課題は、旧システムにある膨大な管理データの移行でした。しかし、IDSには当社が利用していた旧システムからのデータ移行実績があり、ツールを使った移行から検証・確認までを責任をもって対応してもらえるという説明を受け、安心して任せられると感じました。
さらに借入金の担保管理機能が搭載されていた点もクラージュの評価ポイントとして挙げられます。当社では当時、エクセルにて借入金に紐づく担保の管理を行っていましたが、クラージュの担保管理機能を活用した管理効率化に期待がもてました。
このような状況の中で、クラージュの導入実績の豊富さ、更に付き合いも深く信頼のあるエーツーメディア社のサポートもある点を踏まえ、IDSのクラージュ導入を決定しました。機能が豊富で信頼できる製品なので、導入コストが高いイメージもありましたが、今は満足しています。
クラージュ導入のポイント
- 課題だった各種借入金のトータル管理の実現
- デモンストレーションによる使いやすさの実感
- 安心のデータ移行サポート
- 豊富な導入実績
クラージュ導入がもたらした効果
資金管理の効率化を実現
信頼できるデータベースの確立

クラージュ導入により、期待どおりの効果を実感しています。金利スワップ取引や社債取引、更には担保情報の一元管理も実現したため、目的だったトータルな資金管理表作成による、資金管理の効率化を実現することができました。これまで手管理だった業務がシステム化されたため、業務効率も格段に上がっています。課題の旧システムからのデータ移行も確実にやってもらえたため、信頼のおける正確なデータベースも確立することができました。
また、当社入力担当職員への親切で的確な保守サポートには大変感謝しています。操作方法の説明にとどまらず、当社の業務運用に合わせた提案型のクラージュ活用方法を提示して頂き運用面で大変助かりました。直近で、保守サポートの範囲内で新機能のリリース/適用もしてもらえる計画もあるため、非常に期待しています。今後も引き続き、業務効率向上のために、末永くサポート支援をしてもらえればと考えております。
クラージュ導入の効果
- トータルな資金管理表作成による、資金管理の効率化
- 信頼できるデータベースの確立
- 親切で的確なサポートによる、安心のシステム運用
今後のクラージュに期待すること
今後も機能の拡張をして頂き、引き続き、バージョンアップ等の最新情報の発信及び他のユーザのクラージュ運用事例サンプルなども教えて頂けるとありがたいですね。更なるクラージュの展開に期待しています。

担当者 佐々木 澄江
今回、お客様での業務運用を参考にさせて頂いた部分も多く、ご担当者様のご協力を頂きながら実現することができました。今後とも、いろいろなご意見を頂きながら、更なる運用提案をさせて頂きたく考えております。また、その中からまた新しいものを発見し、バージョンアップ等の機能面に反映して参りたいと思います。誠にありがとうございました。

写真左から
中央日本土地建物グループ株式会社
経営管理本部 財務部 次長 矢野様
経営管理本部 財務部 鶴巻様
常務執行役員 経営管理本部 財務部・情報システム部担当 澤田様
経営管理本部 財務部 江森様
執行役員 経営管理本部 財務部長 長谷川様
経営管理本部 財務部 次長 槌矢様